SKKのすすめ

SKKを使いなさい🤓

最近はATOK使ってるけど…

そもそもSKKとは

(元々はEmacs用の日本語入力プログラムだが、この記事では同様の思想を持つ日本語入力システム全般を指して「SKK」と呼称することにする。) 日本語入力システムの一種であるSKK、こいつの特徴は辞書が優秀なことでも1、新語に強いことでもなく、独自の変換方法により殆どの変換ミスを排除できることにある。

独自の変換方法というのは、すべての変換の起点をユーザーが指定するというところに集約される。 例えば、「ここで履物を脱いでください」2を入力することを考えよう。 その場合、通常は「kokodeHakimono␣woNuIdekudasai」のように入力する。 つまり、

  1. 変換を始める文字をShiftキーを押しながら打鍵する
  2. 送り仮名の起点となる文字も同様
  3. 何もせずに入力すればひらがなで自動確定
    という規則に従って変換が行われる。

例えば、一般的なIMEでは「漢字」と「感じ」の誤変換や、意図せずカタカナに変換されてしまうといったストレスがあるが、SKKでは(原理上)そうした問題は起こらない。

導入

Linux

(詳細はArchWikiなどを参照のこと)

Windows

CorvusSKK または SKK日本語入力FEP
の2つがある。
前者はオーソドックスなIMEのGUI設定画面をもち、使い勝手に安定感がある。
後者はCorvusSKKにはない、さまざまな追加機能を持つ。特にMS-IME形式の辞書を認識してくれるのがありがたいが、IEに依存しているという(個人的には大きな)欠点がある。「更新履歴」のところは一読を勧める。いろいろな意味で元気を貰える。

〔要追記〕

参考文献


  1. まあ、辞書はそこそこ優秀なんだけど。 ↩︎

  2. これはWikipedia「SKK」に自分が加筆した部分から引用してきた例である。 ↩︎